喪中のお正月はどう過ごすべき?おせち料理は?初詣はいいの?

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喪中で正月を迎えるとき、何をやっていいのか、逆に何をやってはダメなのか。

今まで深く考えたことがないけれど、いざとなるとどうしたらいいのか分からないのではないでしょうか。

そこで今回は喪中のお正月はどう過ごすのか、喪中の年末から年始にかけての過ごし方をご紹介します。

喪中の期間はいつまで?

喪中は故人が亡くなってから1年間が一般的です

その間は慶事ごとを避け、故人を悼んで過ごします。

要は祝い事を避けて故人に思いを寄せて過ごしましょうってことです。

喪中と似た言葉で「忌中」というのがありますが、これは仏式では四十九日、神式では五十日とされています

カウントダウンイベントは楽しんでいい?

喪中の間はカウントダウンイベントなどの新年を迎えるお祝いの雰囲気の場に行くことは避けた方がいいでしょう。

年越しそばは食べても平気?

結論から言うと年越しそばは食べてもよいです。

年越しそばには諸説ありますが、細くて長いことから「健康長寿」や、他の麺類よりも切れやすいことから「今年の災厄を断ち切る」などの意味で大晦日に食べる縁起ものです。

来年はいいいい年になるように願って食べるものなので、年越しそばはお祝い事にはあてはまりません。

年賀状は?

喪中の時に年賀状は出さないことは既にご存知かと思いますが、喪中はがきや頂いた年賀状への対応は次のようになります。

喪中はがきを出す

喪中はがきは新年のあいさつを遠慮する旨を事前に知らせる年賀欠礼状です。

11月中旬から12月上旬までに届くように出すのがマナーです。

また、「元気にしてる?」など一言加えたい気持ちもありますが、そこはぐっとこらえて年賀欠礼以外のことは書かないようにしましょう。

年賀状をもらったら

喪中はがきを出してない人や、出したにも関わらず年賀状をもらう場合があります。

「喪中はがきを出したのに年賀状送りつけやがって!」と不快に思うかもしれませんが、相手も人間なのでうっかりミスで出してしまったのかもしれません。

そもそも喪中はがきは、こちらが年賀のあいさつを遠慮しますというもので、相手に年賀状を出さないでとお願いするものではありません。そのままそっとしておきましょう。

もし喪中はがきを出し忘れた人から年賀状が届いたら、松の内が終わった1月8日から立春までの間に寒中見舞いを出し、さりげなく喪中だったことを添えるとよいと思います。

正月飾りや鏡餅は飾ってもいいの?

門松やしめ飾り、鏡餅などの正月飾りは新年を迎えるお祝いの意味があるので飾りません

ただし鏡餅は地域や家庭によって意見が分かれ、福の神に一年の福を願う供え物なので、忌中が明けていたら喪中でも飾ってもいいという意見もあります。
もし飾る場合は鏡餅セットについてくるような水引や扇などは飾らないのがベストです。

おせちは食べていいの?

おせち料理は新年をお祝いする祝い膳なので控えた方がよいのですが、紅白のかまぼこや海老、鯛、昆布などのおめでたい料理さけて、それ以外は重箱に入れず普段の食事として食べても問題ありません。

ちなみに縁起物のおせち料理を重箱に詰めるのは「めでたさが重なる」「福が重なる」という意味があります。

またお雑煮もお祝いの意味で食べるのは控えた方がいいですが、普段の食事としてお正月にお雑煮を食べるのは大丈夫です。

初詣はしてもいいの?

神道では「死は穢れ」とする考えがあるので、特に忌中(親族が亡くなって五十日間)は神社の鳥居をくぐってはならないという教えがあります。

喪中であっても忌中が明ければ参拝はできますが、あらかじめ参拝する神社に問い合わせた方がいいでしょう

また仏教では死を穢れとした考えはないので、忌中の四十九日が過ぎる前でもお寺にお参りに行っても大丈夫です。

お寺に除夜の鐘を突きに行き、故人を偲んで静かに年を越すのも良いかもしれませんね。

お年玉はあげても平気?

新年のお祝いに子どもたちにお年玉をあげますが、これも祝い事のひとつなので本来であれば控えた方がよいです。

しかし、子どもはお年玉をあてにしてますし、大人は子どもの喜ぶ顔を見たいのが本心ではないでしょうか。

お年玉ではなくお小遣いとして、「おめでとう」などの祝いの文字が入っていないポチ袋に入れて渡すのは問題ないと思います。

新年のあいさつは何ていえばいいの?

お祝いの言葉である「おめでとうございます」というのは控えます

相手に「おめでとうございます」とあいさつされたら、「昨年中はお世話になりました」「本年もよろしくお願いいたします」などを使用して新年のあいさつを返しましょう。

また仕事上の取引先などに新年のあいさつをする場合は、ご自身が喪中であったとしても公私混同せず「おめでとうございます」とあいさつします。

ですが気持ち的にまだ「おめでとう」と言うのがとてもつらい場合は「本年もよろしくお願いします」などの言葉に変えてあいさつしても良いでしょう。

まとめ

喪中の期間は一年間。

忌中は仏式では四十九日、神式では五十日。

特に神式では「死は穢れ」という教えがあり、忌明けするまで(五十日)は神社への参拝はおろか、鳥居をくぐることさえ許されません。

してもいいこと
  • 年越しそば
  • お寺への参拝
  • お寺に除夜の鐘を突きに行く
控えること
  • カウントダウンイベント
  • 正月飾り
  • 年賀状
  • 新年の挨拶で「おめでとう」と言う
条件付きでOKなもの
  • 鏡餅(地域や家庭による)
  • おせち料理(海老や鯛、紅白のかまぼこなど、お祝いの意味が強いもの以外を重箱に詰めずに食べるならOK)
  • お雑煮(お祝いの意味ではなく普段の食事として食べるならOK)
  • お年玉(お小遣いや書籍代という形式でならOK)

喪中では正月だからと特別なことをせず、普段通りの生活をしていれば問題ないと思います。

喪中でも故人が海老や鯛が好きだったのであれば、故人を偲んで海老や鯛を食べ思い出に浸るのも供養のひとつだと思います。

煩い親族や親せきがいないのであれば、あまり堅苦しく考えず、普段通りの生活を送ることが故人の願いではないでしょうか。

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